組織や団体に香典返しを贈る際の注意点

組織や団体に香典返しを贈る際の注意点
葬儀は一生のうちに何度も経験するものではないので、いざ自分のこととなった時にマナーが分からず苦労する人も多いかもしれません。
中でも葬儀への参列者に対して無事に弔事が終えられたことを報告する香典返しは、渡す際に様々な作法があるのできちんと確認しておくことが大切です。
一般的に香典返しはいただいた香典の3分の1から2分の1程度の金額で品物をお返しするとされており、半返しと呼ばれています。
しかし会社によっては香典返しの受け取りを禁止しているケースもあるため、組織名や団体名などで受け取った香典に「香典返し不要」との記載があれば必ずしもお返しをする必要はありません。
無事に弔事が終わったことを報告したい場合は、後日お礼状のみを渡せば十分だとされています。
相手に気を遣わせない程度の金額であれば、複数人で分けられるような菓子折りを添えても良いかもしれません。
無理にお返しを準備することでかえって相手の迷惑になってしまう場合もあるので、組織や団体に贈るときは特に注意しましょう。
会社の慶弔規定で定められている香典に対する香典返しについて
香典返しは葬儀への参列者に対して無事に弔事が終わったことを伝える役割を果たしており、香典の3分の1から2分の1程度の金額を準備するのが一般的だとされています。
このような半返しを基本の考え方としていますが、地域によっても風習が違うので事前に確認しておく方が失礼がなくて良いかもしれません。
会社から香典をもらう場合もあり、その香典返しをどのようにすれば良いのか分からず悩むケースもあるでしょう。
会社の慶弔規定で香典の金額が定められている場合は、社員に対する福利厚生の一環なので特にお返しは必要ないとされています。
香典として葬儀で渡される場合だけでなく、後日銀行振り込みで慶弔見舞金として渡される場合もあるかもしれません。
いずれにしても社員に対する福利厚生の一環なので、香典返しを準備する必要はないでしょう。
品物を準備する必要はありませんが大切なのは感謝の気持ちを忘れないことなので、出社後は周囲に対してお礼の気持ちを伝えるのがマナーとされています。